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左手のピアニスト

先日テレビで、右手の神経が何とか言う病気のために麻痺しながら、左手の曲でコンサートをする人のニュースを見ました。30代後半に見えましたが、どうかな・・・
「ああ、このピアニストは人の何倍もの苦しみを乗り越えて、自分の道を執念で切り開いているなあ」と思いました。

僕自身も、この人の神経疾患には及びませんが、僕にとっては悲痛なハンディを持っており、長きにわたって苦悶の年月を経てきました。
今も、その不具合がそのまま有るので、手放しで喜べるような発展があるわけではありませんが、これまでの数十年の努力の成果を、すこしずつ現しています。

ただ、上記のニュースを目にした日は、外出の予定が無く(そんな日はよくあります)昼から家でピアノに向かっていましたが、何かとイライラして、弾きこなせない焦燥感ばかりが心を掻き毟っていた、ひどい気持ちの日中でした。そんな状態で、独りでブツブツ言いながらテレビをつけ、しばらく見ているとピアニストの姿が・・・
僕は、自分が少し恥ずかしくなりました。(少しです。イライラするのは当然ですから。僕も長年苦しみ抜いてきました。)

右手が職業演奏家のそれには見合わなくなる、どんなに苦しかったでしょう、悲しかったでしょう。
絶望のどん底に落ちたその気持ち、幾分かは解るつもりです。
そこから自分を這い上がらせてきた彼のド根性に、感涙をもって拍手喝采したい。
大学時代の先生方など激励に苦心された方々も、彼の前進を賛嘆されているでしょう。

インタビューでの彼の一言「やっぱり音楽は素晴らしい。人生を賭ける価値がある」
これを自然に言えるようになるまで、悲鳴をあげる心との格闘は凄まじいものであったはずです。
今、その格闘の末の魂の勲章が、彼の心には燦然と輝いている、と確信します。
ドキュメントの最後に流れた、コンサートでのスクリャービンの1フレーズには、ただロマンチシズムが漂っているのとは違う、確かな道、自分が命を賭けて悔いない道の真ん中にブレずにいる人の感性が、薫っていました。
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  1. 2010/12/02(木) 01:49:24|
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